不動産に関わる不動産取得税とはどんなもの?

不動産に関わる税金には様々なものがあり、取得する時、保有している時、手放す時と様々なタイミングで税金を支払うことになります。
税金によって支払う金額や払い方などは変わってくるため、一つひとつの税金について調べることが必要です。
今回はそんな中から不動産取得税に絞って見ていきましょう。

不動産に関わる税金にはどんなものがある?

不動産取得を検討している方にとって、予期せぬ出費を避けるためには、不動産取得に伴う税金の種類と負担額を理解することが重要です。
不動産取得に関連する主要な税金には、印紙税、登録免許税、消費税、不動産取得税、贈与税、相続税、そして住宅ローン控除があります。

1:印紙税

印紙税は、売買契約書など一定の文書に課税される国税です。
この税金は、文書の作成者が負担し、税額分の収入印紙を文書に貼り、消印することで納税が完了します。

2:登録免許税

自分の不動産所有を公的に証明するための登記に際して必要となる国税です。
不動産の価格や登記の種類によって税額が異なります。

3:消費税

不動産取引における建物の購入代金には消費税が課税されますが、土地の購入に対しては非課税です。

4:不動産取得税

不動産を購入、新築、または増築した際に都道府県から課税される地方税です。
住宅の購入には税額軽減の特例があります。

5:贈与税

不動産を贈与で受け取った場合、受け取った人が贈与税を納める必要があります。
マイホーム購入資金の贈与には非課税特例が適用される場合があります。

6:相続税

不動産を相続した場合に相続人が納めるべき国税です。
相続税の計算は、取得した財産の総額に基づきます。

7:住宅ローン控除

住宅ローンを利用して自宅を購入した場合、所得税から一定額が控除される制度です。

不動産取得税とは

不動産取得税とはどんな税金?

不動産取得税は、不動産を購入や贈与で取得した際、または新築・増築した際に都道府県から課される地方税です。
この税金は賦課課税方式で徴収され、不動産の取得から6ヶ月~1年半の間に納税通知書が送られてきます。

計算方法は、建物の場合は固定資産税評価額の3%、土地(宅地)の場合は固定資産税評価額の半分の額に3%を乗じたものです。

不動産取得税はどうやって計算する?

不動産取得税の計算は、売買金額ではなく固定資産税評価額に基づいて行われます。
このため、実際の市場価格と税額には差が出るかもしれません。
購入する方は、不動産取得に際してこの税金の負担があることを念頭に置き、予算計画を立てることが必要です。

まとめ

今回は不動産取得税について見てきましたが、ご理解いただけたでしょうか。
不動産取得税という言葉が使われることは度々ありますが実際に不動産を取得する際の税金をまとめて不動産取得税と読んでいるだけでそういった名前の税金はありません。
不動産を取得する際の具体的な税金について知ったうえで不動産を取得しましょう。

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